げんこつ団HP内“稽古場覗き穴”の団員ページ
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皆様、如何お過ごしでしょうか。
いよいよ咲きました。東京も桜の開花宣言で御座います。
春です。誰が何と言おうと、春到来です。
誰が何と言おうと、寒さが苦手なワタクシは、心踊りまくります。
心踊るワタクシの先週は、前回記した様に
【稽古が始まる前に、会いたい人に会っておこう期間】続行中で御座います。
その間で、世田谷パブリックシアターに【春琴】という舞台を観に行って参りました。
この舞台は今回再演で、主演は深津絵里さん、演出はサイモン・マクバーニー氏。
前回の上演で大絶賛だったそうで、ワタクシはとある役者さんにチケットを譲って頂き、
初めて拝見致しました。
谷崎潤一郎の「春琴抄」「陰翳礼讃」という日本文学をもとにした脚本を、
イギリスの演出家が演出するという、
ワールドワイドで、時代を超越した感覚になるかと思いきや、
ワタクシ…あまりにも素晴らしくて、泣きました。
全てが素晴らしくて、舞台とは素晴らしいという再認識と、
演出の凄さにワタクシの知っている世界など未々狭すぎると、
悔しささえ覚えました。
何でしょうか…、ワタクシにとって非の打ち所がマルでない、
脚本も役者も演出も声も言葉も効果も衣装も間も空気も…
全部が計算され尽くして表現されていて、そして押し付けがましくなく、派手過ぎず…
久々に凄いものに出会った感覚で、ワタクシ泣くことしか出来ませんでした。
いやぁ~、未々ワタクシ、精進が足りませぬ。
ワタクシ、未々自分の未熟さを恥じねばなりませぬ。
そんな感涙と悔しさを覚えたワタクシにとって、先週はちょっとピリリとした転機となり、
暫くは【人生これ精進、世界は未々広い】をモットーに
桜で心踊るものの、浮かれ過ぎずに過ごして参りたいと存じます。はい。
さてさて写真は、春到来で咲き出した花韮(ハナニラ)の一枚。
花韮はユリ科の植物とのこと。
形や色合いがワタクシ好みで御座います。
そして、舞台【春琴】のフライヤーとパンフレット。
あぁ、素晴らしい。
それでは、また次回に。
続く
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